「セット本せどり」といえば少年コミック!と思っている古本せどらーのあなた!
私は10年以上前からヤフオクのセット本せどりで稼いでいて、一昨年からAmazonでも利益を上げていますが、実はほとんど少年コミックを扱ったことがありません。
今回の記事では、なぜ私が少年コミックを仕入れないのか?ということについて、書いてみたいと思います。
少年コミックをなぜ扱わないのか?
「セット本せどり」というと、一般的には「少年コミック」のジャンルから取り組む方が多く、セット本せどり=少年コミックと思っている方が多いと思います。
私が少年コミックを扱わない理由はいくつかありますが、単純に「私があまり興味がない」というのが一番大きいです。
興味がないから扱わないなんて、せどりで稼ぎたいくせに何を言ってるか!と言われるかもしれませんが、私のせどりに対するスタンスはこちらの記事でも書いた通り。
「好きな本を扱っているから今でも続けられている」んですね~。
そんな訳で、少年コミックの棚は、見ていても全然ワクワクしなくて、仕入れや作業のモチベーションが上がらない、というのが最大の理由です。
好きな作品は仕入れ対象外
もちろん、少年コミックカテゴリにも好きな作品はあるんですが、なぜか私が好きな作品は仕入れ対象外なことが多く。
例えば、こちらの「銀の匙」。
アニメ化2回、実写映画化1回という超ビッグタイトルですが、メディア化3回もしているだけのことはあって、実のところ売れすぎ&次巻が出るまでの期間が空きすぎ。
ここまで来ると、中古界隈にも在庫が山ほど出回っていて、Amazonの出品数も多く、利益の取りづらいカタログになってしまっています。
やっぱり、ここ数年休載がちなのが一番大きく影響してますね~。
もう一作、別誌にて連載中の「アルスラーン戦記」の方は原作付きで、アニメとのタイアップもあったので、こちらは休めなかったんだと思われ。
荒川先生って女性の方なんですけど、子ども3人いて連載2本抱えて今までほとんど休み無しで掲載し続けていたって、もうホントに驚きの底抜け体力…(汗)
出産前後も毎回ほとんど休みナシで復帰されてたのに、ご家族が病気になってしまってその看病のためって、よっぽど大変なんだろうなあ~と思って見てるんですが。
そんな「銀の匙」も先日から連載再開になって、あと少しで完結しそうなので、新刊楽しみに待ってます!
あとは他にも、ジャンプSQで今も連載中のこちらの作品とかですね。
これも全巻持っている上にCDまで買ってしまいました(笑)
この作中作の「流星群」って曲、めっちゃカッコいいです。お箏のイメージが覆されました…!
この作品、ブックオフにはほとんど出回ってないので、中古で最新刊まで集められたら超ラッキー!
Amazonに出品しようと思って、その時点での最新刊まで中古で集めたものの自分がハマってしまい、新刊を買い続けて今に至るという…。
せどらーあるある話ですよね~(^_^;)
少年コミックはコンディションが悪い
それから、もう一つ仕入れない大きい理由に、「少年コミックはキレイな本が少ない」ということがあります。
実は私、できればセット品は全部「非常に良い」コンディションで出したいんです…!なのですが、少年コミックは圧倒的に汚い商品が多い。
汚いと何がダメかって、写真撮っても見栄えは悪いし、クリーニングも大変。そして、クレームの原因にもなりやすいです。そして何より、本が汚いと、梱包してて段々と憂鬱な気分になって来ちゃうんですよね~。
そんな訳で、最初は頑張っていくつか扱ってみたものの、段々足が遠のいてってしまい、今では店舗滞在時間1時間のうち、ほんの3分くらいしか少年コミックの棚の前には立ち止まりません。あれもこれもほとんど全スルー!
通常稼ぎ頭の少年コミックを全スルーして、果たしてセット本せどらーを名乗って良いのか…あはははは…(^_^;)
少年コミックより文庫コミック
コミックセットは、連載中のものを追いかけると、すぐに次の巻が出てしまって売れなくなるので、全巻完結物から扱うのが基本中の基本です。
ですが、更に鉄板な方法は、「文庫コミック」や「完全版」などで揃える!ことなんですね。
例えば、私が一時期ジャンプ本誌で立ち読みまでして(笑)追いかけていた、「ヒカルの碁」。
文庫コミック版がこちら。
そして、大型の完全版。
いずれも、通常版のコミックセットよりも出品者が少なく、売りやすいカタログなので、まず失敗することはありません。 ただし当然のことながら、仕入れは通常版よりも難易度が上がります。
店舗に行ったからすぐに全巻揃えられるという訳ではないので、売れたからすぐリピート納品というような仕入れはできません。
要は、利益500円の商品をぐるぐる回すか、利益4,000円の商品をたまに扱うかでどちらを取るのか?という選択で、あえてこちらを選んでいるということです。
低価格商品と高価格商品のバランス
この選択をどちらにするかは、資金の問題と確保できる作業時間によります。
私は低価格でぐるぐる回すのは時間的に厳しいので、あえて高価格で勝負出来る商品を選んでいます。
ただし、この高価格の商品群の他にぐるぐる回せる回転商品がない場合は、すべてこの基準で仕入れてしまうと安定的な利益を得ることが難しくなります。
あくまで、他にも売上げの軸があることが前提の高価格商品の取扱いになりますので、その点はご注意を。
ですが、高価格商品と言っても、単品大型本のように、仕入れ資金が高くつくこともないのがセット本の良いところ。
先ほどの「ヒカルの碁」の文庫本は、上手く仕入れれば8割方は108円で揃えられます。
大型本は、ブックオフでの値付けも高いため、個人的にほとんど扱っていませんが、コミックセールの時に仕入れることはあります。
こういう時に仕入れられた完全版は、かなり良い利益を出せるので、どのカタログが利益を出せるのか、ということは事前にコツコツとリサーチしておくと良いですね!
中古を売って新刊を買う
私がせどりをやっていく上で、古本を売ることで作者の方に何の利益も還元出来ないことが一番心苦しいのですが、ヤフオクで販売した利益で新刊を買うようにしています。
例えば、現在もアフタヌーン誌で連載中のコチラの作品。
現在20巻まで出ていて、私も何度か販売しているセットなのですが、個人的に絶賛応援している作品なので、ホントは全巻新刊買って頂きたい位なんですよね~。
ですが、20巻も出ていると、全巻揃えるのもなかなか大変、という気持ちも分かります。私も長らく金銭的にまったく余裕のない生活をしてましたから…!(涙)
なので、中古セットを販売して得た利益で、代わりに私が新刊を買うことにしてます。
このセットも、16巻が出た頃からセットの扱いを始めたのですが、今までに10冊くらい新刊で買ってますね(笑)
とはいえ、その新刊を他の中古で仕入れた巻と抱き合わせてセット品として販売しているので、結局は作者に損させてるじゃないかと言われると、すみませんと言うしかないのですが…(^_^;)
まあ、ブックオフが潰れてしまうと、私達せどらーも死活問題なのですが、何年も前に出た本ならいざしらず、ブックオフで買っても大して値段の違わない新刊は、やっぱり書店で新品を買ってもらいたい!そこで儲けようとするなよ、ブックオフ…!!!
作者の方の利益あっての続刊刊行なので、新刊との金額の差が100円以下の時は、代理で買っているつもりで新刊を購入しています。他に何か良い還元方法があったらいいのですが、やっぱり新刊買うのが一番なのかな~。
少年コミックを扱わない理由・まとめ!
とまあ、そんな感じで、私が少年コミックを扱わない理由を書いてみました。
万人に受け取ってもらえる理由でないことは重々承知の上ですが、こんな考えでメジャー路線からドっぱずれた仕入れをしていても、そこそこは稼げますよ!という見本だと思って頂けたら嬉しいです。
それでは最後に今回の記事のまとめです。
- 少年コミックを扱わない理由は、興味がないため。
- 好きな作品で仕入れ対象になるものが少ない。
- 少年コミックはコンディションが良くないものが多い。
- 少年コミックを扱うより、同じ作品の「文庫版」の方が扱いやすく、高値で販売しやすい。
- 低価格商品と高価格商品のバランスが大事。
- 中古セットを販売した利益で、新刊は新品を購入してセット化。作者への還元も考慮しましょう!
最後までお読み頂き有難うございました(^^)/
▶初心者せどらーさん向けに、100均せどり講座の記事をまとめました。こちらもぜひご覧ください♪
コメント