ブックオフせどり初心者のあなた!
ブックオフに行っても、棚の多さに圧倒されて、何を仕入れたらよいのかまったくわからないで帰ってきてしまった、などという経験はありませんか?
初心者がブックオフで仕入れをするには、まずはその店舗がどんな店舗なのか、ということを把握しておく必要があります。
今回の記事では、せどり初心者がブックオフを攻略するための最重要ポイントについて、解説していきたいと思います。
ブックオフ店舗攻略の第一歩
初心者が実店舗で売れる商品を仕入れるためには、まずはそのお店の特徴を知る必要があります。
私は基本的にブックオフでしか仕入れをしないので、ブックオフでの例になりますが、ブックオフの店舗はその立地によって、棚の大小にかなりの差があります。
どういうことかというと、例えば駅前のブックオフでは雑誌が充実しているけど、少し遠い大型のブックオフはコミックの棚がすごくたくさんある、などというように、店舗の立地や規模によって、そのお店で力を入れているジャンルが全く異なるのです。
これは、棚の数が限られる小型店では、そのお店で良く売れるタイプの本以外は棚をあまり割けないということや、その地域性によって買い取り出来る商品のジャンルが違うなどの理由から、よほどの大型店舗以外は棚の大小の差が出ます。
棚の構成には色んな要素が絡み合っているので、どこの店舗でも同じ商品商品を並べれば同じように売れる、という訳にはいきません。ですから、”自分の行ける範囲のお店のウリはどの棚なのか?”ということは知っておくべきです。
なぜかといえば、いくら「私は絵本狙いでブックオフで仕入れをする!」と決めたとしても、そのお店が扱っている絵本の数が少なかったら、そもそも仕入れすること自体が不可能ですよね?
定期的に仕入れに行ける店舗が、近くに何店舗もある場合は良いですが、1~2店舗しかない場合は、どうしてもその店舗に合わせた仕入れをする必要が出てきてしまうのです。
それでは、どうやってそのお店の得意分野を見ていったらよいのか、具体的な方法を見ていきましょう!
店舗の傾向を調べる3つの方法
店舗の傾向を知るために、見るべきポイントは大きく分けて3つあると私は考えています。
どんなところを見れば良いのか、ズバリ解説していきますね!
店舗調査その1/直営店orフランチャイズ
まずひとつ目は、そのブックオフが直営店かフランチャイズかを調べることです。
これはなぜかというと、直営店は全店で様々な基準を揃えているため、値付けが辛かったり、セールが少なかったりしますが、フランチャイズのお店は独自のセールを実施したり、値付けが甘いコーナーがあったりするからです。
それでは一体、そのお店が直営店かフランチャイズなのかを、どうやって見分ければ良いのでしょうか?
見分け方その1/キャンペーン開催
直営店かフランチャイズかを見分ける方法は、看板を見ればわかるとか、値札シールで判別するなどの情報を聞いたことがありますが、一番判断しやすいのは、キャンペーンの情報をチェックすることです。
直営店は年に何度か一斉キャンペーンをやっているので、そのキャンペーンの時にそのお店が含まれていれば直営店、入ってない店舗はフランチャイズ、という見分け方が出来ます。
キャンペーンやセールの情報は、ブックオフ公式ホームページでチェックできます。
例えば、今だったら東京・神奈川の地域限定で、「プレミアムフライデー」というキャンペーンを開催しています。
ちょっと開催店舗が少ないですが、ここに出ている店舗はすべてブックオフの直営店です。
このように、キャンペーンに参加している直営店をチェックしておいて、他のセールやキャンペーンを開催したときに、この店舗が参加しているキャンペーンと同時開催に入ってる店舗は直営店と見れば良い、ということですね。
私が今まで見てきたところでは、こういう風に大々的に「キャンペーンやってます」と銘打って名前が出ている店舗は、ほぼ全部直営店です。
フランチャイズもイベント一覧には開催店舗として出てくるのですが、キャンペーンの宣伝などにはほぼ出てきませんので、ご参考まで。
見分け方その2/@LINE
それからもう一つの見分け方ですが、@LINEをやっている店舗は今のところ全て直営店です。「スーパーバザール」という名前がついている大型店は@LINEをやっているお店が多いですが、こちらはほぼ100%直営店ですね!
ただし、直営店でも小さめの店舗は、まだ@LINEをやっていない所もありますので、”@LINEをやっている店舗が全ての直営店”ということではありません。
それ以外にも、店舗の内装や雰囲気、値付けの仕方などでも見分けることができますが、これは文章で説明するのは難しいので、まずはセール情報や@LINEの有無から判断してみて下さい。
ちなみに、@LINEに登録すると、1回限定で使える10%オフクーポンなどをもらえたり、定期的に@LINE限定割引きクーポンを出している場合もありますので、ぜひ登録しておきましょう!
このように、直営店とフランチャイズを見分けておくことは、セール攻略の時などにも意外と役に立ちます。少し遠くても、行けそうな範囲のお店は、ぜひ一通りチェックしておくことをおススメします。
店舗調査その2/棚数の把握
さて、それでは、店舗の傾向を見るための2番目のポイントです。
これは、それぞれのジャンルの棚数を見ること、になります。
単純に考えて、棚が大きいジャンルはそのお店でよく商品が入り、また売れるジャンルであると捉えて問題ありません。
そして、その中で、”プロパー本”と”100円均一本”の棚の数が、どの程度の割合で置いてあるか、という点を確認します。
プロパー本というのは、定価の半額程度に値付けされている商品のこと。
プロパー本が多くて100円本が少ない場合、プロパー本と100円本が同じくらいの数の場合、など、いろいろなパターンがあって、その組み合わせによって、その店舗の棚の特徴が把握できます。
ちなみに、最近一部の店舗、特に単行本のコーナーで、200円位の値付けの棚がある場合がありますが、これはプロパー棚ではなく、100円本の方に含まれますので、ご注意ください。
それでは、ここでひとつ質問です!
- プロパー棚が多くて100円棚が少ない店舗
- プロパー棚が少なくて100円棚が多い店舗
- プロパー棚と100円棚が同じくらいの店舗
どの店舗が一番仕入れやすい、せどらーにとって良い店舗だと思いますか?
この答えは最後に書きますので、少し考えてみてくださいね(^^)
店舗調査その3/棚の回転率の把握
そして、最後が、プロパー本の棚にある本と同じ本が100円均一本の棚にもあるかどうか、という点です。
これはどういうことかというと、”そのお店がどの位プロパー本を100円に落としているか”ということを確認するためで、それによって、そのお店がどの程度棚の回転を重視しているか、という点を見るのです。
ブックオフは、何か月か一定期間売れなかった本を100円に値下げする、通称”トコロテン”という作業を行っています。
この値下げのペースが早いお店と、あまり積極的にやっていないお店があります。
また、同じ本が複数入荷した場合、全部プロパー棚に並べるお店と、中でもコンディションの良くないものを100円の棚に置く店舗など、そのお店によって、どれをプロパーに並べてどれを100円に並べるか、という判断基準が異なります。
ですので、そのお店の値付けの判断基準やトコロテンのペースがどうなのか?という点を把握しておくと、仕入れがとてもしやすくなります。
この”トコロテン”を一定期間のペースで実施しているお店は、その棚の回転を重視していて、やらないお店はその棚は価格を重視している、見ることができますよね。
上記の例で並べてみると、
- 回転を重視しているお店⇒トコロテンを割合早いペースで実施。複数入荷したら一部は100円棚に落とす
- 価格を重視しているお店⇒トコロテンの期間は遅い。複数入荷しても売れる本ならすべてプロパー棚に並べる
ということになります。
どちらが仕入れやすいか?といえば、棚の回転が良いお店の方が仕入れやすいですし、利幅が取りやすいですよね!
ですので、そういうお店を選ぶ、またはそういう棚から積極的に仕入れることが、うまく仕入れるためのポイントとなる、ということがお分かりいただけたでしょうか?
仕入れやすい棚構成のお店はどれ?
それでは、先ほどの質問の答えです!
- プロパー棚が多くて100円棚が少ない店舗
- プロパー棚が少なくて100円棚が多い店舗
- プロパー棚と100円棚が同じくらいの店舗
どの店舗が一番仕入れやすいか?という質問ですが、これはズバリ(3)になります!
どうですか?当たっていたでしょうか?
それぞれなぜなのか?を解説すると、
(1)は100円棚が少なく、全体的に値付けが辛い店。
(2)は売れ線の本が少なく、100円でないと売れない古い本が多い店。
(3)は適度に売れ線の本も入荷し、100円にも補充されている店。
と見ることができる、というのがその理由です。
(1)は中途半端な大きさの直営店、(2)は郊外の少し大きなお店で、特に100円のコミックが多いお店に見られる傾向ですね。
ただ、(2)はコミックをセットで揃えたい方には、良い仕入れ店と言えるかもしれません!
このように、仕入れる商品によっても仕入れやすいお店、仕入れづらいお店は変わりますので、これだけで判断ができるとは言えませんが、一つの目安にはなりますので、参考にして頂ければと思います。
ブックオフ店舗攻略方法・まとめ!
それでは最後に今回の記事をまとめておきます。
- ブックオフ攻略には、店舗の特徴を知ることが必要。
- 店舗の傾向を調べる方法は3つ。
1.直営店かフランチャイズか
2.棚数の把握
3.棚の回転率の把握 - 仕入れやすい棚構成は、プロパーと100円本の棚が同じ位の数のお店
ということでした!
ブックオフに行ってみたけど、まず何を見たらよいのか分からない…とお困りのあなたのお役に立てばうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^)/
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