前の記事で、私が15年間続けている古本せどりのメリットについて、6つの具体的な項目を挙げて解説しました。
基本的に飽きっぽいというか、同じ繰り返しを長期間やることが苦手な私は、しばらく同じ作業をしていると、すぐ次の新しいことをやりたくなってしまいます。なので、同じ古本せどりでも別ジャンルの本を扱ったり、違う形状の本を扱ったりすることはありました。
でも、ことヤフオクで販売している”100円均一本せどり”に関しては、15年間ほぼ同じやり方で、ずっと同じような商品を扱っています。
今回の記事では、”なぜ私が15年間同じ手法で稼ぎ続けていられるのか”ということについて書いてみたいと思います。
15年間古本せどり一本の理由
皆さんが実践している、又はやってみたいと思っているせどりは、どんなジャンルのせどりでしょうか?そして、仕入れに使う金額はどの位の予算でしょうか?
せどりをやってきたこの15年間、もう少し他のやり方はないかな~とか、本よりも手の掛からないせどりはないものか?と、より良い稼ぎ方を求めて、色々とよそ見もしてきました。
そのうちいくつかは教材を買って試してはみましたが、上手く行かなくてすぐにまた元の本のやり方に戻ってしまう、という繰り返しでした。何度も浮気をしては元鞘に戻る、浮気性の人みたいですよね(^^;)
なんで別のせどりがダメだったかというと、「やっててつまらない上になかなか稼げない、そして仕入れ金が掛かりすぎる」というのがその理由。
ジャンルで言うと、おもちゃとか家電とかですね。商品自体に興味のないものが多くて、商品がなかなか覚えられなかったのと、仕入れ先の店舗で掛かってる音がうるさいのがダメで、どうしても足が遠のいてしまいました(-_-;)
もし、ドイツの木製おもちゃを安く仕入れられるルートがあったりしたら、俄然はりきって、おもちゃ販売に専念していたと思うんですが、残念ながらそういうツテもなく(^^;)
新品せどりは特に、どうやっても仕入金額がかさ張ります。子どもを4人抱えて、会社に勤めずに生活している我が家にとって、仕入れ額の高さは死活問題。一つ仕入れる度に、「ああ、この商品一つで、100円本が何冊買えることか…」と思ってしまい、なかなか思い切って次の商品を仕入れられなかったことも大きかったです。
せどりを始めた頃の仕入れ基準
元々私は、この古本せどりをビジネスという位置づけではなく、「自分も大好きな本を、探してる人に届けたい」という思いで始めたのですが、それは今でもあまり変わっていません。
私がせどりを始めた頃は、まだせどりという言葉も全く一般的でなく、私自身も”せどりをやっている”とは全く思っていませんでした。
今でこそ、せどりという言葉もかなりメジャーになりましたが、それでも私的にはせどりというより、”古本販売をやっている”という意識でやっています。
そうは言っても、古本をブックオフで買ってきてAmazonやヤフオクで売っている訳ですから、一般的に見れば立派な古本せどらーでしかないのですが、そこには自分なりのポリシーと、ここだけは守らなければ!という一線がありました。
そんな私が古本販売を始めた頃の仕入れ基準は、”自分が好きな本かどうか”!
最初からビジネスとしてせどりをやっている方から見たら、鼻で笑われちゃうような、てんでありえない基準です(笑)
でも、これって私にとってはすごく大事なことで、好きな本だったら家に山積みになっていても苦にならないし、いざとなったらどうとでも売れるという、絶対の自信がありました。
なぜなら、仕入れる本はすべて好きなジャンルや作家さんの本なので、その本がそのジャンルの中でどんな位置づけで、どのくらいの人気度なのかということを熟知していたから、仕入れにも全く迷いがなかったし、好きな本を触っていられるのがとにかく楽しかったのです。
売れなかった本は何冊くらい?
実際、そんなやり方でその頃に仕入れた本で、これは売れなかった~という本が、何冊くらいあったと思いますか?
答えは、ゼロ冊!全部完全に売り切りました!
売れるまで時間が掛かった本は何冊もありましたが、原価を割ってマイナスになった本や、売れずに処分した本は、実に一冊もありませんでした。
なので、私の中には長いこと「損切り」という概念がまったくなく、「いつかそのうち売れるだろう~」と思いながらやっていて、数年前にAmazonで販売するようになってから、初めて在庫の回転率を意識するようになったんですよね。
正に、よくそんなんで今までやってこれましたね!?という感じです。あはははは…(^_^;)
売れていても仕入れない商品
そんなやり方でせどりを続けていた私ですが、今でもやり方自体はあまり変わってなくて、どんなに売れてる本でも、自分が好きなタイプの作品でないものは、ほとんど仕入れません。単品の場合は仕入れることもありますが、数のかさばるセット物、特にコミックなどは、絶対に手を出しません。
作品自体が好きじゃないと、クリーニングなどの単調な作業に気が乗らないし、万が一売れなくて戻ってきたら、丸ごと捨てたくなっちゃうからです(笑)
私は本を使い捨てとは思っていないので、そういう態度は作者の方にも出版社の方にも失礼だし、スキマで利鞘をもらっている身としては、扱う本には敬意を払いたいので、そんなことをするくらいなら、最初から仕入れないというのをマイルールにしています。
だから、いくら売れているのが分かっていても、手を出したことのないタイトルも沢山あります。例えば、ジャンプと言えば!のこちらの作品とかですね。
こんなことを言っていると、ビジネスでやってる人にはきっと「ありえない!アホか!?」と言われるんじゃないかな~と思います。
でも、「好きなものしか扱っていない」、「とにかくやっていて楽しい」ということこそが、私が15年間せどりを続けていられる一番の理由であり、今でも稼ぎ続けていられる理由でもあると思っています。
せどりで楽しいこととイヤなこと
ですので、いつも私がせどりで扱う本は、自分が読んだことがあって気に入っている本か、これは読んでみたい!と思う本ばかり。
基本的にどれもこれも興味のある本ばかりなので、触っていてとにかく楽しいし、仕入れに行くときも「今日はどんな本に出会えるかな~」と思ってワクワクします。
反対に、本せどりをやっていて”これはイヤだな”と思うことは、「読みたいのに出品しないといけない」もしくは「読みたかったのに売れてしまった」ということ位でしょうか(笑)
それから、本の好き嫌い以外に、販売方法によっても、楽・大変の差があります。
例えば、Amazon販売は、出品に際して規制があったり、即対応しなければならないことも多く、小さい子持ちの主婦にはハードルが高いですが、ヤフオクやメルカリ販売だとそういう大変さはないので、気楽にできます。
そういった中から、自分の出来る範囲で、気軽に楽しく15年もせどりを続けていられているのは、ある意味とてもラッキーなことだなと思っています。
一言でせどりと言っても、その手法は千差万別。
もし、大変な毎日の外パートや、稼げないせどりで悩んでいる方がいたら、”そんな楽しく稼げるやり方も世の中にはあるんだ!”と知って頂けたら嬉しいな~と思います。
15年間古本で稼ぎ続けている理由・まとめ!
それでは、最後に今回の記事のまとめです。
- 古本以外のせどりは商材に興味が持てず、仕入れ金が高すぎた
- 仕入れを始めた頃の基準は”自分が好きな本かどうか”
- 現在も好きではないジャンルの本は基本的に仕入れない
- 色んな条件の中から、自分の出来る範囲で楽しくできるせどりを!
以上です。
最後までお読み頂き有難うございました(^^)/
▶初心者せどらーさん向けに、100均せどり講座の記事をまとめました。こちらもぜひご覧ください♪
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