こんにちは、古本主婦せどらー・まのです。
今回の記事では、
「せどりをこれからやりたい」
「どんなせどりを選んだらいいのかわからない」
という方向けに、「せどりのやり方で気をつけるポイント」について、書いてみたいと思います。
「せどりの手法」を考えてみよう
「せどりの手法」というと、あなたはどんなことを思い浮かべるでしょうか?
- 店舗せどり
- 電脳せどり
という、「仕入れ場所」での分類。
- 古本せどり
- おもちゃせどり
- 家電せどり
- トレカせどり
など、「ジャンル」での分類。
それ以外にも、いろんな「手法」があると思います。
「せどり」というものがこれだけメジャーな副業となった今、いろんな方が本当に多種多様なやり方で、様々なせどりに取り組んでいます。
でも、いくら仕入れ場所が変わろうが、扱う商材が変わろうが、誰かが「これが新時代のせどりだ!」と言おうが、「せどりのやり方」はこの2つに分類出来ると私は思っていて、それは、
- 「お金をかけるせどり」なのか
- 「時間をかけるせどり」なのか
ということです。
これはせどりに限らない話だと思いますが、
「楽して稼げる」
というものは、せどりにはありません。
仮に「楽して稼げるせどり」があるとすれば、それは
- 他人(外注)にやらせるか
- 機械(ツール)にやらせるか
のどちらかの場合です。
「楽して稼げる♪」と謳っている教材も、世には沢山あると思いますが、もし本当にそれが可能だとしたら、必ず「お金を掛けて誰かにやってもらう」ことが必要になります。
もしも本当に、お金も時間も掛けずに楽して稼げるせどりがあるとしたら、せどりに取り組んでる人はみんなそのせどりをやりたがるし、そうなったら飽和して、絶対稼げなくなりますよね~(笑)
せどりの手法:お金を掛ける
それでは、「お金を掛ける」タイプのせどりにどういうものがあるのか、ひとつずつ見ていきたいと思います。
[1]仕入れ単価の高い商品を扱う
お金を掛けるせどりというと、一番最初に思いつくのは、「仕入れ単価の高い高額商品を扱うせどり」でしょうか。
ジャンルで言うと、
- 家電
- DVDボックス
- レア物グッズ
- カメラ
- 時計
そして、
- 新品商品全般
がこちらに当てはまります。
「一日10分で○○万円稼ぎました!」
のように謳っている手法は、このようなジャンルの商品を扱っていることが多いです。
そして、仕入れ単価が高い商品は、売価も高く設定出来る可能性が高いです。
ということは、仕入れ資金に余裕があれば、「1点売れれば○万円利益!」というような、高利益商品を扱うことも出来るワケですね。
ただ、高単価商品は外れると損失も大きく、仕入れや損切りの見極めがとても重要になりますので、取り組みには注意が必要です。
[2]ソフト面に資金を使う
せどりを事業として回すためには、「作業の効率化」は必須項目です。
どのせどらーさんも、常に考えることは「いかに短い時間で、多くの利益を稼ぎ出すか」ということです。
そのために導入するのが、
- 仕入れ判断のためのリサーチツール
- 商品の価格改定ツール
- 自動で仕入れ商品を抽出してくれるツール
- 顧客管理ソフト
などのツールになります。
実際、ツールを使うと、かなり作業時間の短縮・労力の縮小を図ることが出来ますので、効率化としては有効な手段です。
その反面、ロクにせどりの経験がない状態で導入しても使いこなせず、逆にマイナスになってしまう場合もあります。
例えば、価格改定ソフトは、自動で価格を調整してくれるので便利ですが、常に価格競争の最前線に巻き込まれる元になりますし、仕入れ用のツールは、自分のせどりジャンルに最適化したものを選ばないと、必ず撃沈します。
かくいう私も、仕入れサポートツールでは痛い目を見たことがあります。
「これ使ったら電脳仕入れが出来るようになるかなー!」
とワクワクして契約したものの、そのツール経由ではただの一冊も仕入れられずに終わったという黒歴史…(-_-;)
その時個人的にやりとりをしていたせどらーさんがすごくおススメしていたので、よっぽど良いのかと思ったのですが、【基本料金数万円+月額契約】のツールだったので、本当に高い授業料でした。そのお金で、一体何冊の108円本を仕入れられたことか…(涙)
そんなこともありますので、特にツールの導入には注意してくださいね。自分のせどりのスタイルに最適化されていないツールを使っても、何の役に立ちませんから…!
[3]人的パワーを利用する
そして、せどりをやっている人がある程度稼げるようになると、必ず検討するのが「外注化」です。
これは、
- クリーニング、検品作業
- リサーチ、仕入れ作業
- 出荷作業
などを、自分以外の人の手を借りて行うということですね。
「家族に頼む」場合もあれば、「パート、アルバイトを雇う」場合もありますが、誰に頼むにしても重要になってくるのは、「人を教育・管理する」能力です。
人を使うようになると、「自分で動いて稼ぐ」のではなく、「事業を運営する」という面が強くなってくるので、「せどりの力」とはまた別のスキルが必要になってきます。
ただ、サラリーマンで部下を持つような方にとっては、ある程度経験があることなので、そういうことに縁のない専業主婦歴の長い女性(私のことです 笑)よりも、尻込みせずにこなせる方も多いのではないでしょうか。
[4]コンサルを頼む
これも先ほどの「人的パワーを利用する」に含まれる部分もあるのですが、「作業を人にやってもらう」こととは分けたかったので、別項目にしました。
「せどりで早く稼ぐ方法を教えて下さい」
と言われたら、稼いでるせどらーさんなら、かなりの確率で、
「その道で稼ぎまくってる人に教えてもらうこと」
という回答をされると思います。
やっぱり、せどりで稼いでいくためにはある程度のコツみたいなものがあって、それは、
- コツコツと実践して経験を積む
- ショートカットで人に教わる
のいずれかをやらないと、なかなか身につかないものです。
それは、圧倒的な手法だったり、本当にちょっとしたことだったり、内容的な差はあると思いますが、稼いでる方はその方なりの「せどりの法則」に従って収入を得ているので、それを教えてもらうというのは、本当にびっくりするほど効果が高いです。
ただ、そのせどりが「再現性の高いノウハウかどうか」は、なかなか判断が難しい所でもあるので、もしコンサルを使うのであれば、当たり前のことですが、
「ノウハウに穴があろうが向いてなかろうが、何が何でも必ず稼げるようになってやる…!」
という強い強い意志を持って取り組むことが、一番重要だと思います。
[5]在庫を増やす
そして次に、「在庫の幅を増やす」ことについてです。在庫はある程度増やさないと売上を上げられませんが、その増やし方とスピードに注意が必要です。
継続的にせどりで稼ぐためには、自分の抱える商品群の構成を考えなければなりません。
いわゆる「ロングテール」の商品だけでは、仕入れ資金の回収に時間がかかって資金がショートしてしまいますが、「回転重視」の商品ばかりだと、馬車馬のように「仕入れ⇒出品」を繰り返さないと、あっという間に次に売る商品がなくなってしまい、継続的に収入を得ることができません。
ですので、自分の在庫の組み立てを考えつつ、どの層の商品を増やすかを決め、そこに最大限の資金をつぎ込んでいくのが、「在庫を増やす」ということになります。
単純に考えても、在庫に「3000円で売れる商品が5つ」しかない場合は、全部売れてもマックス1万5千円の売上にしかなりません。
それ以上の売上にするためには、単価を上げるか、数を増やすかのどちらかになりますが、ただ闇雲に単価を上げても売れ残るだけですし、数を増やすには仕入れ資金が必須です。それをどういう方法でカバーするのか、というのが大事なところになります。
特に、同じ商品の在庫をやたらと抱えるのは危険です。回転が早くて、出品者の数が少なくても、最初は少ない数から始め、なるべくリスクは分散するように気をつけて下さいね。
[6]別ジャンルのせどりに取り組む
稼ぎが出せていないうちは、あっちこっちのジャンルに取り組むのはマイナスになりますが、ある程度安定してきたら、次の柱を作る意味でも、別ジャンルに取り組むことは有効です。
ただし、別ジャンルのせどりは「一から始めるつもり」でやることになるので、最初は上手く回らないことが多いです。資金に余裕がない時にこういうことをしてしまうと、どっちつかずになって、結局は稼げずに終わります。
我が家は書籍以外のジャンルにはほとんど手を出していませんが、「本の中でのジャンル」にはその時々で変遷があり、「様々なタイプの在庫を増やすこと」に一番お金を掛けていたタイプです。
実際、個人運営の古本せどらーの中では、在庫数はだいぶ多い方だと思います。ただ「在庫を適切に処分」することを疎かにしてた時期があって、不良在庫がずいぶん増えてしまったので、今頃その処理を頑張ってます。この辺、我が家が一番改善すべきところです(^_^;)
「お金を掛けるせどり」を実践してもOKな初心者
以上、様々な「せどりでお金を掛ける部分」を並べてみましたが、どうでしょうか。皆さんが想像する「お金を掛けるせどり」は、この中にあったでしょうか?
どうやっても在庫を抱えることから逃れられない「せどり」というビジネスは、大なり小なり「お金を掛けないと稼げない」稼ぎ方です。
初心者のうちは、「どこにどの位お金を掛けたら良いか」という目安が分からないため、本来掛けるべきでない部分にお金を掛けてしまいがちです。
もし、「初心者だけどお金を掛けるせどりがしたい」という問い合わせを私がもらったとしたら、まずはこのようなチェック項目を提示します。
- 毎月5万円以上をせどりの資金として回せる、経済的な余裕がある
- せどりを始める前から、取り組みたいジャンルの知識をある程度持っている
- せどりでの売上が軌道に乗るまで、最低3ヶ月はガマンできる
- 「せどり=ビジネスである」という認識をしっかり持っている
- 「このノウハウに賭ける!」という意気込みで、言い訳をせず必死に取り組むことが出来る
そして、「これらの項目に×がついてなければ、お金を投資しつつ頑張りましょう!」という返答になると思います。
実際に費用がかさんでいく分、「お金を掛けるせどり」は「時間を掛けるせどり」よりもシビアです。
- カード仕入れの支払いで、毎月いっぱいいっぱい
- 純利益に対して、毎月の経費が大きすぎる
- コンサルを頼んだが、思ったようなサポートが得られず、作業が停滞している
- ツールを導入したものの、使いこなせないまま何ヶ月も経ってしまった
- 仕入れの代金が賄えず、リボ払いにしてしまった
などということにならないよう、十分気を付けて取り組んで下さい。
「お金を掛けるせどり」のまとめ!
それでは、最後に今回の記事をかんたんにまとめてみます。
●せどりの手法
⇒「お金を掛ける」か「時間を掛ける」かのいずれかに大別される。
●「お金を掛けるせどり」の種類
1. 仕入れ単価の高い商品を扱う
2. ソフト・ツールに資金を投入する
3. 外注を使う
4. コンサルを頼む
5. 在庫を増やすことに資金を投入する
6. 別ジャンルに取り組む
●初心者が「お金を稼ぐせどり」を実践する場合、一定の条件を満たす必要がある
以上になります。
もう一つの「時間を掛けるせどり」については、また別の記事で取り上げて行きたいと思います。どうぞお楽しみに!
それでは、最後までお読み頂き有難うございました。
古本主婦せどらー・まのでした!(^^)/
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