せどりに取り組みたいけど仕入れ資金がない…とお悩みのあなた!
クレジットカードでの仕入れを考えたことはありますか?
クレジットカードは、賢く使うことでせどりの心強いサポーターになってくれる、とても有り難い存在です。
ただし、使い方を誤ると大きなデメリットが生じますので、利用には注意が必要です。
今回の記事では、15年に渡るクレジットカード仕入れの経験を元に、メリット・デメリット、そしてカード仕入れで失敗しないための対策をまとめました。
クレジットカード払いのデメリット
せどりの仕入れはカード払い厳禁!現金のみで回せ!と書いてある教材を見かけます。
このカード払い厳禁という主張には、もちろんそれだけの根拠があります。主な理由としては、次のようなものが挙げられます。
- 自分の力量に関係なく、カード上限まで仕入れられてしまう
- カードの支払いで毎月いっぱいいっぱいになるせどらーが多い
- 簿記会計的に後の処理が面倒くさい
- 私物の購入品と混ざってしまうことが多く、会計が煩雑になる
なるほど、確かに…と思わず納得してしまう内容ですよね。
確かに、現金払いのみというのは、せどりを健全に回していくには理想的です。
すべての会計を現金で済ませることが出来れば、お金の流れは一目で把握できるので、正に”明朗会計”でせどりを回していくことができます。
とはいえ、そうもいかないことが多いのが現実です。
せどりの資金が回らなくなる要因
せどりの資金が回らなくなる事例に、次のような原因が挙げられます。
- ロングテール商品ばかり扱ってしまい、在庫の回転が悪いために利益が増えない
- amazonからの振り込みが2週間おきで、しかもその入金に+5日掛かる
- 高価格商品ばかり多く扱ってしまう
- 利益が少ないのに、固定経費は毎月支払わなければならない
一番最後の「固定経費」とは、例えばamazonの大口契約利用料(月に約5,000円ほどかかります)や、利用しているツールの月額使用料などです。
それから、固定額ではありませんが、出荷に必要な梱包材の費用なども、収入が入ってくる前に必要になってくる経費ですね。
このような要因が複数重なると、出ていく資金ばかりが増えていき、資金繰りが厳しくなっていきます。
こういったマイナス面のあるせどりですが、実はこれを解消するのにうってつけなのが、クレジットカード払いなんです。
※ロングテールなどの言葉がわからない方は、せどり用語集をご覧下さい♪
クレジットカード払いのメリット
クレジットカード払いにすると何が良いかというと、手持ちの現金がなくても、ある程度しっかり仕入れが出来るのが第一。
それから、カード払いでは2回払いまでは分割手数料が掛からないことです。
ですので、上手くいけばカードの支払い前にその資金を回収することができ、資金がゼロだったとしても、利益を出していくことが出来るのです。
また、カードによっては利用に応じたポイントがつくため、そのポイントを利用して梱包材の購入費などに当てれば、必要経費を削減することも可能です。
つまりカード払いを利用することによって、手元から現金を1円も出すことなく、せどりを回していくことができるようになるのです。
このような大きなメリットがあることから、私個人的には仕入れの上限をきちんと決めておけば、カード仕入れでも全く問題ないし、むしろカードは賢く活用するべき、と考えています。
カード払いを利用する上で厳守すべきポイント
冒頭で挙げたような問題点もあるため、カードを利用したせどりの仕入れには、必ず守らなければならないポイントがあります。
逆に言えば、このポイントを守れない人は、せどりの仕入れにカードを使うべきではありません。
毎月のカードの支払い金が間に合わず、値下げしなくても良い在庫品を叩き売りするハメになるせどらーが、世の中にどれだけ沢山いることか…!
そうなってしまうともう、カードの支払のためだけに毎日必死で作業するようなもので、暮らしがラクになるどころか、”せどりのためにせどりをしている”状態になってしまいます。
将来への希望を抱いてせどりを始めたのに、そんな状態になってしまったら、元も子もありませんよね。
それでは、どのようなことを守れば、仕入れにクレジットカードを使っても問題なくせどりを回していけるのでしょうか?
月の仕入れ金額の上限を決める
まず、厳守するべきことの最重要事項は、その月のMAXの仕入れ金額を決めることです。
この金額は基本的に、現金でも払うことが可能な金額に設定することが大事です。
ですので、その金額分の現金をあらかじめ別の封筒に分けて、支払日まで保管しておける位、家計的に余裕のある金額にするのがベストです。
この金額の大小は、世帯の収入や家族構成、どのくらいせどりの作業に時間を割けるかによって、大幅に変わって来ます。
サラリーマン家庭で子どもなしの夫婦だったら、あるの金額を程度出せるかもしれません。でも、子どものいる家庭だったら、1万円~3万円くらいまでが妥当ではないかと思います。
利用履歴と支払い予定をチェックする
カード払いは、使った日から実際に手元からお金が出ていくまで、1~2ヶ月のタイムラグがあります。
ですので、現金払いよりもお金の流れが見えづらくなりという欠点があります。
カード払いの区切りは月頭から末日ではないことも多く、引き落としになっていたと思っていた仕入れ分が、実はまだ未払いだった、なんてこともよくあります。
そういう勘違いが重なると、引き落としの通知が来た時に、「えっ、なんでこんなに大きい金額なの!?」と焦るハメに陥ります。
それを防ぐためには、自分がいつ何をどれくらい仕入れて、その支払いがいつなのか、ということをきちんと把握しておく必要があります。
これには、小まめにカードの利用履歴と今後の支払予定金額をチェックするしかありません。
カードの利用履歴は、カード会社の方で自動的にWebにアップしてくれますので、ログインして見るだけなので便利です。
ただ、これだけでは会計処理という面では役に立ちませんので、次の項目も必要になります。
在庫・売上げ管理表の作成
全てのせどらーは、せどりという商売をしていく事業主という位置づけですから、毎月の会計処理は必須です。
この会計処理をきちんと行っていくには、自分で在庫と売上げの管理表をつけていくしかありません。
カード払いの明細は、仕入れをした日付と店名・金額はわかりますが、支払いの内訳まで分からないので、在庫管理という面では不十分です。
ですので、いつ何冊仕入れていくら支払い、いつ何冊売れていくら利益を得たという記録は、別の形でつけていく必要があります。
最初のうちから青色申告をする人は少ないと思うので、帳簿をつけるまではしなくても大丈夫ですが、記録としてはきちんとつけておくに越したことはありません。最初から正確なデータが残っていれば、後で帳簿を作成することになった時に処理が格段にスムーズになるからです。
在庫管理は色々なやり方がありますが、売上げ管理と一元化できるものがおススメ。
その点、このブログでも紹介している売上管理表は、必要な項目はすでに揃っている上に、自分でカスタマイズも出来る優れものです。
メールアドレスの登録だけで無料ダウンロード出来ますので、今からでもぜひお使い下さい!
クレジットカード仕入れのメリットデメリット・まとめ!
いかがだったでしょうか?
クレジットカードは、賢く使えばせどりの資金繰りがとてもラクになる、せどらーの心強い味方です。
ただ、カードでガンガン仕入れてしまい、後が苦しくなるせどらーが山ほどいることもまた事実です。
そんな事例を間近に沢山見ていると、最初から「カードなんて使うな!」と言いたくなるのも分かりますが、仕入れ資金を出す余裕もない、というご家庭もありますよね。
我が家も懐事情は長らく苦しかったので、せどりで少しでも家計の足しになれば、と思って取り組む気持ちはよく分かります。
カード仕入れはとても便利ではありますが、諸刃の剣です。
そのところをよく念頭に置いて、「絶対にムリな仕入れはしない!」と心に誓って取り組んで下さいね。
それでは、今回の記事のまとめです。
・カード仕入れデメリット:カード上限まで仕入れられる、カード払いに追われる、会計処理が面倒、私物購入に使ってしまう。
・資金が回らない理由:在庫の回転が悪い、amazonからの入金に時間が掛かる、高額商品の扱いが多い、固定費が掛かる。
・カード仕入れのメリット:手持ちの現金がなくても仕入れ可能、2回払いまでは分割手数料が掛からない、購入に応じたポイント付与。
・カード仕入れで遵守すべきポイントは下記の3点。
・月の仕入れ金額をきっちり決める。
・利用履歴と支払い予定を常にチェック。
・在庫・売上げ管理表を作成して、せどりの状況を把握。
以上になります。
次の記事では、ヤフオクせどりに絶対おススメ!のクレジットカードをご紹介します。他のカードとの比較もしていきますので、どうぞお楽しみに♪
最後までお読み頂き、有難うございました(^^)/
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