オークションやフリマの取引きで、今一番使える発送方法のクリックポストですが、ついに料金の値上げが発表されました…!
去年からの各社配送料金値上げ攻勢から、遠からず来ると思ってましたが、やはり来てしまいましたね~。しかも、規格外ゆうメールの取扱中止のダブルパンチ!
個人的にはクリックポストの値上げよりも、こちらの方がずっと痛いです(涙)
今回の記事では、クリックポストの運賃値上げについての詳細と、規格外ゆうメール廃止に伴う別の配送方法、そして同時に発表されたゆうパックサービス改定について、郵便局のプレスリリース情報を元に、詳しく解説していきます。
※2020年4月からの料金変更については、別の記事に新しくまとめましたので、こちらの記事をご覧ください!
クリックポストいくら値上げになるのか?
まずは、クリックポストの料金改定についてです。
2014年から取り扱い開始されたクリックポストは、クロネコメール便時代の「A4サイズ/1kg」まで時代の料金を踏襲して、税込み164円という業界最安値で提供されていました。
これが、今年の9月1日から、
164円(税込)⇒185円(税込)
に改定されます。
発表された郵便局プレスリリースの詳細はこちら。
※出典:クリックポストホームページ
税込み代金ということは、税が上がればその分また料金が上がることになりますが、とりあえず9月からはこの運賃に変更となります。
割合としては12%の値上げになるのですが、個人的には「この程度で良かった…」という感じです。
21円くらいなら、送料設定を変更するなり、商品代金に上乗せするなりしてもさほど影響のない範囲ですので、クリックポストのサービス内容を考えれば、そのくらいは仕方ないかなというところです。
ですので、私としては長らく「送料160円」という設定でやってきた基本の発送運賃を、値上げするタイミングなのかなという風に捉えています。
その他、クリックポストのサイズや重さなどの規定には変更ありません。
料金の改定問題よりも、サービス自体廃止されてしまうことの方がよほど問題なので、郵便局には何とかこの改変で踏みとどまって、今後も頑張って頂きたいです。(切実)
規定外ゆうメールの取扱廃止
それから、私的に一番影響大なのが、規定外ゆうメールの取扱い廃止。
これはかなり痛い…!
クリックポストが3cmまでなので、大抵の本はクリックポストで行けるのですが、3.5cmのものもたまにあるんですよね。
それと、クリックポストは1kgまでという重量制限があるので、それをオーバーした場合、今までは規定外ゆうメールが一番安かったのですが、これがなくなってしまいます。
画像出典:郵便局プレスリリース
一番安いと言っても、去年の料金改定でかなりの大幅値上げが施行されたんですが、それでも扱いをやめるというのは…。よっぽど手渡し郵便の手間が、全体の業務を圧迫しているってことですよねえ。
それじゃあ、一体どの方法で送ればいいのか?というと、候補は今のところ3つしかありません。
代替方法その1:レターパック
規定外ゆうメールで発送しなければならないケースは、厚さが3cmを超えた、もしくは重さが1kgを超えた場合です。
この場合に考えられるひとつ目のパターンが「厚さは3cm以下だが、重さが1kgを超えてしまった場合」ですね。
これは、レターパックライト360円が最安値で送れる方法になります。
レターパックライトは、重さ4kgまでという制限ですので、重さに関しては大抵のものは気にすることなく送れます。
そして、ふたつ目のパターンが「厚さが3cmを超えている場合」で、こちらの方が問題!
厚さ3cm以上で送れる最安値の発送方法は、現在の所、レターパックプラス510円しかありません。
つまり、重さが超えていても厚さが超えていても、レターパック兄弟のいずれかを使う想定で送料を組まなければいけなくなる、ということですね。
うーーーーーん…これは本の発送方法としてはかなり割高です。契約ゆうパックなどがあれば、そちらの方が安くなる可能性もありますから。
ちなみに、私が先日契約した「イプシロンゆうパック」の第二地帯までの60~80サイズの運賃は、レターパックプラスより安い設定なので、今後はこちらも積極的に使うことになりそうです。無事契約できてよかった…(^_^;)
代替方法その2:定形外郵便
代替方法のふたつ目は、定形外郵便です。
ですが、厚さ3cm以上・1kg以上に該当する「規格外定形外郵便」の料金表って、こちらの通りなのですが…
えーーーーっと、すみません。全然お安くありません…。
でもまあ、通常ゆうパックが値上がりしてしまった今、これでもゆうパックよりは安い地域があるのかも…。離島とかはこちらの方がまだ安いですよね。
でも商品の発送で、保証もない定形外郵便にここまで払いたくないというのが本音です(-_-;)
代替方法その3:各社宅配便
あとはもうこれしかありません。ゆうパックなどの各社宅配便です。
去年、一般のゆうパックも特約契約のゆうパックも値上げになってしまったので、あまり安いとは言えませんが、他にないので仕方ありません。
一般のゆうパックや宅配便の中には、「この会社のこのサービスが安いですよ!」というものはあまりないのですが、2つだけご紹介を。
イプシロンゆうパック
契約が必要になりますが、私も最近使い始めたイプシロンゆうパック。
イプシロンのゆうパック発送には手数料等かかりませんが、決済サービスに付属のオプション配送サービスなので、決済サービスの利用料が月額1,300円ほどかかりますのでご注意下さい。
※詳しくは、こちらの解説記事をどうぞ!
エコ配
それから、集荷の地域が東名阪に限定されていますが、エコ配さんは未だに頑張ってますね。ぜひまたうちの地域にも集荷に来てほしいです(涙)
この他にも、地域によっては営業所の采配で安く契約してくれる会社があるかもしれませんので、物は試しで問い合わせしてみて下さい。意外と安い料金で契約してもらえるかもしれません。我が家はイプシロン以外全滅でしたが…。
ゆうパック配送指定の時間帯変更
それでは、今回発表された変更の最後の項目です。
これは受け取り側の問題で、出荷側に影響はないのですが、ゆうパック配送の時間指定が細かくなって、夜の時間帯が一つ新設されました。
19時~21時という時間帯ですね。
※出典:郵便局プレスリリース
それから、これに合わせて再配達の時間も変わります。
※出典:郵便局プレスリリース
ということで、夜の時間帯が強化されました。
やはり、受け取りは圧倒的に夜の時間帯が多いのに、行っても不在だったり、20時以降に集中したりと、フローが上手く回っていないようですね。
今回の変更で少しでも、不在持ち帰り再配達の状況が改善されると良いのですが。
ということで、今年9月以降、購入者様に配送時間の指定を尋ねる場合は、新しい時間帯でお知らせするのをお忘れなく!
クリックポスト料金改定&規格外ゆうメール取扱中止について・まとめ
去年後半から、配送関連事業の怒涛の変更改定改変で、またか…という雰囲気満載ですが、配送業界が正常化してもらわないと、今後のインターネット通販は立ち行きませんので、こちらも出来ることは協力しつつ、Win×Winの関係を築いていきたいですね!
それでは、今回の記事のまとめです。
- 郵便局が9月1日から郵便配送に関する3点の変更を発表。
- クリックポストは164円⇒185円へ値上げ。
- 規定外ゆうメールの取扱いが完全廃止。
- 代替え方法としては、レターパック、定形外郵便、ゆうパック及び各社宅配便。
- ゆうパックの夜の配送に、19時~21時という時間帯が新設
以上となります。
最後になりましたが、今回発表された内容は、郵便局のプレスリリースから引用しております。郵便局のプレスリリースは下記URLからご確認頂けますので、正式な発表をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ!
6月26日付け発表で情報が出ております。
また、今回の料金変更に関して、ヤフオク出品者のための配送料設定変更方法や注意点、送料設定変更のできるサポートソフトなどをこちらの記事でご紹介しています。
ぜひ併せてお読み下さい。
それでは、今回の記事が、クリックポスト値上げや規格外ゆうメールの廃止について詳しく知りたい!というあなたのお役に立てば幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。(^^)/
コメント
規定外ゆうメールで、1kgをオーバーした場合、
2kg以内の560円になるかと思うのですが、
規定外ゆうメールが一番安かったのでしょうか?
>長濱秀明様
コメントを頂き有難うございます!
>規定外ゆうメールで、1kgをオーバーした場合、
>2kg以内の560円になるかと思うのですが、
>規定外ゆうメールが一番安かったのでしょうか?
そうですね、これまでは、サイズ的に入るようならレターパックが最安、
その次に安いのが規格外ゆうメールでした。
昨日から、この規格外ゆうメールがなくなってしまったので、レターパックに
入らない本は、宅配便で送るしか方法がなくなってしまいました。
サイズ制限の大きい定形外郵便もありますが、重さで料金が変わりますし、
安くはありませんので、本の発送には使えないと考えたほうが良いかと思います。
※規格外ゆうメールの新旧料金表画像を追加しました。