Amazonせどりに取り組もうと思っている主婦のあなた!
あなたはどうしてAmazon販売をやろうと思い立ちましたか?誰かのブログや無料レポートで?それともせどらーのメルマガで勧められていたからでしょうか?
色んなせどらーさんがそれぞれの立場で、色んなことを主張していますよね。
でもあなたは、そのせどらーさんの家庭事情やどんな環境で生活をしているかなど、詳しい事情をご存知ですか?
一介の子持ち主婦が、Amazonセラーとして満足できるような収入を得るためには、それ相当の知識と覚悟が必要になります。半自動化を目指す「Amazonフルフィルメント・サービス」を利用しようとするなら、なおさらです。
今回の100均せどり講座では、私がなぜ「Amazonではなくヤフオクでの販売」を勧めるのか、その理由を詳しく書いて行きたいと思います。
日本人の日常に浸透した「Amazon」
あなたにとって、Amazonはどんなイメージですか?
アメリカ発の通販会社で頼むとすぐ商品を届けてくれる、もしくは、ネット通販で一番安いサイトでしょうか?
Amazonが中古品の販売を始めた当初、扱っていたのは中古本を始めとしたメディア系商品だけでした。
当時、サービス開始の手数料無料キャンペーンのお知らせにつられて、ヤフオクと同じような感覚で販売を始めた私たち夫婦。
ですが、Amazon本体とサードパーティ(外部の出品者)との区別がついていない購入者の多さに、一体どうしたものかと困惑しながらの作業でした。
なにしろ、一介の主婦である私が、子どもの寝ている間に仕入れや発送をこなしているにも関わらず、相手の購入者は ”Amazonという会社が商品を発送している” と思いこんでいる節が随所に見られるのです。
「これをホントにうちの住所で出荷してしまって大丈夫なんだろうか…」と不安に思う気持ちは、今でも鮮明に覚えています。
あれから7年近くが経ち、Amazonという通販会社の知名度はもちろんのこと、中古販売としての「マーケットプレイス」自体も当たり前のように日本人の日常に浸透しました。
あなたも資源ゴミの日に、Amazonのロゴが入ったダンボールがいくつも積まれている光景を見たことがあると思います。
それと共に、Amazonの取り扱い商品は大型スーパーをしのぐ数となり、今ではAmazonで買えないものはない!という位、膨大な商品を販売する巨大マーケットになりました。
そして、マーケットプレイスに参加する一般セラーの数も、同様にうなぎ昇り。今やその販売ノウハウを携えたせどらーが、あちこちで”稼ぐノウハウ”を公開しています。
ですが、そのノウハウ、本当に”子持ち主婦でもこなせる作業”なのでしょうか?
順調に行っているうちはいいけど?
確かに、新品せどりが主流となっているAmazon販売ノウハウでは、中古と比べれば手間がかかりません。
作業的には、売れる見込みのある新品の商品を買ってきて、そのまま箱詰めしてFBA倉庫に納品。後はただ、パソコンの前で売れるのを待っていればいいだけなのですから。
一見カンタンそうに見える新品せどりなので、「それなら私にもできそう!だって買い物ついでにバーコードサーチして、Amazonに送るだけでしょ?」と気軽な気持ちでAmazonせどりに参入する主婦の方も沢山いますし、実際にそれで稼いでる人もいます。
その販売が順調に行ってるうちはいいのです。別に何の問題もありません。
ですが、”Amazon販売で何のトラブルもなく何十万も稼いでいる”というせどらーを、私は一人も知りません。
日常的にみんな何かしらのトラブルが起きているのが、Amazonせどりの実情です。
トラブルが起こる度に「えー、これどうしたらいいの~!?」と右往左往しながら対応し、時には全額返金するはめになったり、Amazonに対応方法を仰いだり、購入者と何度もやり取りしつつ、何とかこなしているのです。
実際、商品のFBA納品一つを取っても、最初のうちは何をどうしたらいいのか、一から十までちんぷんかんぷんでしょう。
そしてAmazonでは、一度何かのトラブルが起きると、あなたが考えている以上に大変な手間と時間を食われます。
なぜなら、ヤフオクなどの個人間取り引きとは違い、Amazonの販売はあくまでAmazonの規約に則って出品しているに過ぎず、何をするにも ”Amazonの意向が最優先”されるからです。
AmazonFBAでよくある事例
例えば、FBAサービスから商品を購入した方から、何らかのクレームが来たとします。
メッセージの内容をよく読むと、”上記の件でAmazonのサポートに連絡したが、出品者と相談してくれと言われた”と書いてあります。
FBAは全部Amazonが対応してくれるんじゃないの!?と叫びつつ、慌ててカスタマーサポートに連絡してみると、「今回の件につきましては、Amazonでは対応しかねますので、出品者様の方で対応して頂くことになります」と素気ない返事。
どうやって対応したら良いのでしょうかと尋ねても、「そこは出品者様ご自身で判断してお答え頂くことになります。Amazonの規約はこちらに記載されておりますので」と言われて終わりです。
仕方なく、調べた限りの返答を購入者にしてみるも、相手は納得してくれない。
かと言って、出品者様ご自身で判断してくださいと言われてしまった以上、Amazonに相談することも出来ない。
結局、商品もそのままで全額返金することになり、数日後に「返金はしてもらったが、たらい回しにされた挙げ句、何日も掛かって気分が悪かった。評価:2」なんていう評価が入って来たりした日には…。
「あんなに時間割いたのに、商品返してくれとも言わずに全額返金したのに、子どもの相手も後回しにして対応したのに、評価2なの!?信じらんない!!!」
と叫びたくなりますよね…。
その後の家事や食事作り、ましてや子どものわがままの相手なんて、全くする気にもならないのは当然のことだと思います。
「主婦のおこづかい稼ぎ」程度の気持ちだと…
それもそのはず、以前よりはマーケットプレイス自体が認知されたものの、今でも一般の人から見れば、”Amazonの販売者=プロの販売者”なのです。
プロの販売者には新人も玄人もありません。
評価ゼロの新規出品者なんだから、少しは多めに見てくれても…と思うのは甘い考え。
Amazonマーケットプレイスにセラーとして出品した瞬間から、プロの販売者としての対応を求められるのがAmazon販売です。会社のように、失敗した時に代わりに頭を下げてくれる上司もおらず、一からすべて自分で対処しなければなりません。
そこでは、子どもがいるから、初めてだから、主婦だから、という言い訳は全く通用しないのです。
購入する人は、Amazon=すばやく確実に商品を届けてもらえるという、”期待通りのAmazon通販”を求めて、購入ボタンを押します。
なのに、商品には問題がある、問い合わせしてもたらい回しにされる、出品者はどうにも要領を得ないでは、どうしようもありません。
またたく間に低評価がついてしまい、ただでさえ少ない評価の中で、2や1という低い評価がどのくらい重くのしかかってくることか…。
あなたが、「そんなの私、ぜんぜん気にしないわ~」という超ポジティブでめげない性格だったら全然OKです。
でも、子どもの相手をする合間に作業をしている主婦だったら、”毎日こんなに苦労して一生懸命やってるのに…”という思いは拭えないと思います。
ヤフオクは完全な「個人間取引」
一方、私がおススメしているヤフオクでは、そんなことは全くありません。
「小さな子どもが熱を出してしまい、郵便局の空いている時間に外出することができません。大変申し訳ありませんが、明日まで発送をお待ち頂けないでしょうか?」
というメッセージを、恐る恐る送ってみて下さい。
「大丈夫ですよ。急いでませんので、お気になさらず。お子さんどうぞお大事に!」
という返事が返ってくることが大半です。
私はかれこれ16年近くヤフオク販売をしていますが、発送の遅れを連絡して、「そんなの知るか!金払ったんだから、今すぐ送れ!」なんて返答が返ってきたことは一度もありません。
これは、”ヤフオク=対等な個人間取り引き”であることが浸透しているからです。
入手を急いでいる落札者もいますが、そういう時は先に「急いでますので、なるべく早く送ってもらえますか?」と言ってきます。
こちらも早めに出荷する努力はしますが、仮に出荷がその翌日になってしまったとしても、”評価:非常に悪い。出荷が1日遅かった” なんて低評価が入ることは100%ありません。
ここがAmazonとヤフオクの一番大きな違いです。
Amazonは何が何でも、”迅速確実・Amazonの規定”を守らなければならず、一方のヤフオクは ”とりあえず連絡さえ入れて事情を話せば何とかなる”のです。
私が常々、ヤフオクは楽しいけどAmazonは世知辛くてヤだ、と言っているのは、この2つの販売方法にこのような違いがあるからなのです。
Amazon販売をするならプロの自覚を!
いかがだったでしょうか。私が、子持ち主婦はAmazonよりヤフオク!をおススメしている理由がお分かり頂けたでしょうか?
もちろん、「Amazonで販売しなきゃ、うちは生活していけないのよ!」という方もいるでしょう。
そういう切羽詰まった状況の方は、何があろうとAmazonで頑張るしかありません。そのために、勉強しなければいけないことも、犠牲にしなければならないことも、沢山あるでしょう。
それでも販売のプロとして、家の中が荒れ放題になろうが、子どもが泣こうが喚こうが、夕食が毎日冷食になろうが、全力で本気でAmazon出品に取り組むべきです。
ですが、”今よりもう少し良い暮らしがしたい”といったお小遣い稼ぎ感覚であれば、プロの競合ひしめくAmazonに足を突っ込まなくても…と言いたい。
「もっとちゃんと子どもの相手がしたいから、Amazonからは撤退するわ~」とAmazon販売から足を洗った主婦せどらーさんを、私は何人も知っています。
そういう話を聞くと、お子さんのためにも良かったね~!と心底思います。
キリキリと胃の痛い思いをしていくらかのお小遣いを得るよりも、子どもに絵本の一冊でも読んであげた方が、よっぽど家庭内に幸せが訪れると思うからです。
そして、子どもの相手をしながらでもちょこちょこ稼げる、100均せどりの主婦仲間がもっと増えたらいいのにな~と思っています。
子持ち主婦はAmazonに手を出すな!・まとめ
それでは最後に、今回の記事の内容をまとめておきます!
- Amazonは日本人の身近な存在となり、せどりノウハウを販売するせどらーの数も一気に増えた。
- 新品せどりが主流のAmazon販売は、一見カンタンそうに見えるが、実際は必ずトラブルの対応を迫られる。
- Amazonでの販売は、Amazonの意向が全て。自分の見解で勝手に購入者に返答したりすることはNG。
- Amazonセラーとは、プロの販売者のことである。
- 一方のヤフオクは、一般の個人間取り引き。断りのメッセージを入れれば、大抵のことは問題ない。
- もしAmazonで販売をするなら、最初からプロの自覚と知識を。
以上です!
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました!(^^)/
コメント
Amazonやって1年弱の主婦です。めっちゃ分かる。内容でした。まさしくその通り。
>やわいちげんさん
コメント有難うございます。承認が遅くなって申し訳ありません!
この記事の内容が言いたくてこのサイトを作った位、気合を入れて
書いた記事だったので、同意頂けてすごく嬉しいです!
Amazonって、ホントに主婦にとってはしんどいですよね。
皆さん、よく頑張ってるな~と思います。
やわいちげんさんも日々頑張ってらっしゃることと思います。
どうぞ無理のないようになさって下さいね!