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せどりってどんなもの?語源は?転売とどう違うの?せどらーって何?

sedorivstenbai-1せどり基本講座
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こんにちは、古本主婦せどらー・まのです。

 

皆さんは、「せどり」という言葉をきいた時、どんなことが頭に思い浮かびますか?

あのホリエモンが「今から起業するならせどり」という発言をしたことから、サラリーマンの副業として一気に有名になった「せどり」ですが、この言葉の語源は意外と知られていないようです。

 

こちらの記事では、「せどり」という言葉の語源や、「転売」との違い、そして「せどらー」、「転売屋」という呼び方について、私なりの見解を交えて、分かりやすく説明してみようと思います。

 

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「せどり」の語源について

まず最初に「せどり」という言葉について。

Wikipediaで調べてみると、

「古書店等で安く売っている本を買い、他の古書店等に高く売って利ざやを稼ぐ(転売)」こと、またはそれをする者を指す。

と出ています。

 

これは、現在使われている「古本せどり」という言葉の説明にもなるんですが、つまり、

「古本を買って、別のところで高く売る行為」

という意味ですね。

 

Wikiによると、そもそも「せどり」という言葉には、以下の二通り使われ方があったそうです。

一般的な使われ方としての「せどり」

一般的な意味としては、「せどり」の漢字は「糶取り」という字が当てられていて、

「米を売りに出す」の意で、そこから「米の競り売り」や「行商」をすること

を指す言葉だったそうです。

 

「糶取り」という言葉の意味としては、

◎貯蔵してあった米を選り出して売りに出すこと

で、そこから転じて、多くの物の中から選び出して売ることを「糶取る」と言っていたとのこと。

 

扱っている物がお米ってだけで、言葉の意味的には「古本せどり」に近い気がします。

つまり、沢山ある中から良いものだけ選び出して売る、っていうことですね。

 

ところで、この「糶」という漢字、生まれてこの方初めて見ました(・・;)

これって完全に難読漢字ですよね!?

音読みでは「チョウ」、訓読みでは「うりよね・う・せり」と読むそうです。

よ、読めない…(^^;;)

古本業界用語としての「せどり」

一方、古本業界で使われていた「せどり」の漢字は「競取り」。

 

業者間の「競り」から来た言葉で「競取り」と書き、仕入れた本の中から売れない本をはじき、「売れる本だけを抜き出す」行為

のことで、そこから、

◎古本を転売する人

という意味で使われるようになったそうです。

 

こういう行為は業界内では嫌われていたようで、最初の頃「せどり」という言葉があまりいいイメ―ジで使われていなかったのは、その辺が原因だったのかなーと思います。

 

それから、Wikiでの説明とは異なるんですが、せどり業界ではよく「背取り」という漢字を当てていて、

「目利きの古本屋が、売れる本を選ぶ時に、背表紙だけ見て抜いていくため」

と言われていました。

 

どちらかというと私的には、こっちの漢字の方がうなずけてしまいます。

自分のやってるせどりがこういうスタイルの仕入れなので、漢字的にしっくり来るんですよね。(^^)

 

正式な語源は?

そして、「せどり」という言葉の語源なんですが、なんと「はっきりわかんない!」そうで。

 

Wikiからの抜粋ですが、『書物語辞典』には、このように記載されているそうです。

『書物語辞典(1936年 古典社)』によると、漢字は当て字で「糶取」「背取」などと書き、書店同士の売買の仲介をする事、またはそれを生業とした者を指す。

 

この時点ですでに「書店同士の売買」という意味で使われていたということは、

「せどり」=昔から古本を売買する人の意味で使われていた言葉

と言ってしまって良さそうですね。

 

転売とどう違うの?

そして、みなさん疑問に思うのが、

「え、それって転売とどうちがうの?」

ってことだと思うんですが、大ざっぱに言うと、意味的にはほぼ一緒、です(^^;)

 

なんですが、私の中では「せどり」と「転売」には、とても明確な違いがあります。

 

それは、

  • せどり=仕入れて来たものを、付加価値を付けた上で、仕入れ値より高く売る
  • 転売=仕入れた商品をそのまま横流しして売る

という違い!なんです。

これだけじゃ分かりにくいと思うので、もう少し具体的に説明してみますね。

 

「せどり」と「転売」の違い(byまの的勝手な解釈)

私の中での「せどり」とは、こんな感じ!

●中古のパソコンやプリンタを仕入れてきて、メンテナンスした上で販売。

●アイドルの生写真などのレアグッズを買ってきて、「おまけ付き!」として中古CDを販売。

●コミック全巻セットをバラバラに集めて、クリーニング検品した上でセットとして販売。

いわゆる「中古品の販売」なんですが、仕入れたものをそのまま売るのではなく、何らかの手を加えて販売するイメージ。

 

一方、「転売」はどんなかというと、

●新品の家電を量販店のセールで買い、そのまま販売。

●店舗限定グッズ付きのCDを買ってきて、ネットで高額販売。

●著者サイン会で新刊にサインをもらい、ネットで高額販売。

 

主に「新品を買ってきて、買った時のまま売る」、「しかも高額!!」というのが、「転売」のイメージ!

なんですね~。

 

こんな風に、私の中では完全に異なるイメージの言葉なんですが、さっきも書いたように、今のせどり業界の中では、ほとんど同じように扱われています。

 

なので、せどり業界では、

●新品雑誌せどり

とか、

●新品家電せどり

とか、そういった言葉もよく使われているんですね。

※私の中ではそれは「せどり」でなく「転売」。

 

せどらーって何のこと?

それからもう一つ、せどり業界でよく使われるのが「せどらー」という言葉。

 

私も冒頭で名乗っていますが、「らー」がついてるってことは、「何かをする人」って意味だな、と察しはつくんじゃないかなと思いますが、そのままズバリ、

「せどりをやっている人」

のことですね。

 

  • 専業せどらー
  • 副業せどらー
  • 古本せどらー
  • おもちゃせどらー

といった使い方をします。

 

それと、ネットビジネスをしてる人同士で、

「アフィリエイトも興味あるんですが、今はせどらーやってます。」

みたいな使い方もしますね。

 

せどらーの別称「転売屋」・「転売ヤー」

そして、せどらー達のことを指す言葉として、もう一つ使われているのが「転売屋」。

これは、

主にネット上で侮蔑的に使われることが多い言葉

ですね。

 

大体が、

「転売屋達が高値で売りやがって!!!」

「転売ヤ―は撲滅しろ!」

 

みたいな使い方で、決していい意味では使われません。

 

元々、コンサートチケットの転売をする「ダフ屋」のことを「転売屋」と呼んでいたりもしたので、そのイメージのまんまですね。

 

なので、新品せどらーさんの中には、

「評価で”転売屋”と罵倒されて、頑張ってようやく仕入れたのに、ものすごくショックでした」

と落ち込んでる人も沢山いて、特に女性せどらーさん達は、この言葉にとても過敏に反応します。

 

やっぱりいくら儲かると言っても、

「この転売屋が!」

「転売ヤーのクセに」

なんて言われると、作業やる気もなくなっちゃいますよね。

 

※新品せどりをしている方たちの名誉のために言うと、新品せどりだって色んな工夫や苦労があって、決してラクだけして稼いでる訳ではないんですよ~(>_<)

 

私は自分のことを完全に「古本屋」だと思っているので、「転売屋」と言われるのは超心外だし、自分のことを

「せどらーです」

と言うのにも、長いこと抵抗があって、

「ごめん、そんなのと一緒にしないで!!!」

と思ってました(笑)

 

今はもう、あれもこれもごっちゃになってるし、せどりって言葉自体もかなりポピュラーになってしまったので、あまり気にしなくなりましたが、最初は本当にイヤでしたね~(^^;)

 

なのに、今では平気で「古本せどらーです!」なんて自己紹介するようになっちゃったので、時の流れって恐ろしい…と思います(笑)

 

「せどり」の語源、「転売」、「せどらー」という言葉についてのまとめ!

そんな感じで、15年間せどり業界を見続けてきた私の勝手な解釈も交えて書きましたが、一般的な解釈を短くまとめてみたのがこちら↓

●せどり=元は古本業界用語。安価で仕入れて来たものを、利益が出るように別の場所で販売する行為。

●せどりの語源=語源自体は不明だが、一般的には「貯蔵していたお米を選りすぐって販売すること」、古本業界的には「安値で仕入れた本を他所で転売すること」。

●転売=安値で仕入れたものを他所で高額販売すること。

●せどらー=日常的にせどりを行っている人たちのこと。専業せどらー、家電せどらーなど。

●転売屋=意味的にはダフ屋に近く、ネット上で侮蔑的に使われるせどらーの別称。

ということでした!

 

※ちなみに、この記事で書いた「まの的解釈」は、ホントに個人的な解釈なので、一般的には通用しないと思う…ので、参考程度でお願いしますねー!

 

それでは、最後まで読んで頂き有難うございました。

絶対に「転売屋」とは言われたくない(笑)、古本主婦せどらー・まのでした(^^)/

 

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