「7月も終わりだけど、毎日暑くて外に出る気になれない!!」という主婦のあなた!
こんにちは、100均せどりママです。
ここのところ何日も一歩も家から出てませんでしたが、毎日ヤフオクで落札してもらって利益が入ってくるので、「ホンっとにせどりって有難い!!」と思います。
毎日こんな気候だと余計にですね(-_-;)
今回は、古本せどりのヤフオク販売で “夏に売れるおススメジャンル” をご紹介したいと思います☆
夏休みと言えば、読書!?
夏は帰省したり旅行に行ったり、ボーナスで大きな買い物をしたりと、お金のかかるイベントごとが多いので、古本ジャンルはガクッと売上げが下がる、と言われています。
ですがそんな状況でも、逆によく売れる”とあるジャンル”があるのをご存知でしょうか?
どんなジャンルかといいますと、ズバリこれ。
子ども向けの児童書セット!
です。
休みが多いということは、暇だ~することない~と騒ぐ子ども達が家に毎日毎日いる、という状況が続くんですよね。
それでゲーム三昧になってしまうくらいなら、子どもが少しでも興味を持った本を読ませたい、というのが親心!
そうなると、「わかった。夏休み用に読みたい本買ってあげるから!」という状況が発生し、10冊程度のセット本を落札してもらえる、という結果になるんですね~。
それから、もう一つ。夏休みには定番中の定番、読書感想文の宿題があります。読書感想文を書くには、そもそも本を読んでからでないと書きようがない訳で…。
と、ここまで書けば、夏休み前の仕入れではどんな本を狙って行けば良いか、大体わかりますよね?(^^)
児童書セット本でおススメのレーベル
では、もう少し具体的に、ヤフオクで出品するのに適した児童書ジャンルを攻めていきたいと思います。
児童書で一番のおススメレーベルと言えば、まずはこちら。
岩波少年文庫
岩波少年文庫は、他のレーベルとは違って、カタイのが特徴です。
何がカタイかって、全体的にと言いますか、文章もカタイし、絵もカタイ。
いかにも古典的・文学的という感じで、このあたりは大人向けの岩波文庫と通ずるものがあり、「岩波テイスト」とでも言うべきでしょうか。
とにかく、子ども向けとは言えど一切妥協はせず、原典になるべく忠実に、しかし子どもにもわかりやすく、という部分を徹底している老舗中の老舗レーベルです。
ですので、イラストも原典の挿絵をそのまま使っていることが多く、漫画やラノベっぽいテイストは皆無。
「ふしぎの国のアリス」なんかも、原作通りのこの絵ですよ~。
私が知っている中では唯一、ジョージ・マクドナルド作品の挿絵を、漫画家の竹宮惠子さんが描いていたことがあるくらいですかね。
竹宮さんは、アニメ化もされた「地球へ…」や「風と木の詩」で有名な少女漫画家さんですが、これはものすごい希少な例です。どんな経緯で挿絵を担当されたのか、ぜひその経緯をお聞きしてみたい。
岩波は、いわゆる”名作”と言われる作品を多く出版していますが、単品よりも4冊~10冊位のセットで揃えるのがおススメです。
セットの内容は、シリーズで揃えるもよし、作者で揃えるもよし、テイストで揃えるもよし。
「岩波だったら間違いなく名作だろう!」という安心感があるので、聞いたことのないタイトルの作品でも、冊数を揃えればそれなりに値段がつきます。基本的にハズレ無しの優良物件と言えます。
ただし、基本的に名作を扱っているとはいえ、日本ではよほどの本好きにしか知られていないようなタイトルも数多くありますので、あんまりショボいセットだと、売れるまでに時間がかかることもあります。
最低でも一冊は、”単品でも値段がつく本”を混ぜてセットを作るようにして下さいね。
講談社青い鳥文庫
青い鳥文庫も老舗です。
海外の名作系も多く出版していますが、最近は主に、国内作家の小説で可愛いイラストの作品に人気が集まっています。
そして上記の画像のように、旧版のイラストを差し替えて新装版として再出版するケースも増えています。
先日亡くなられたイラストレーターの藤田香さんも、青い鳥文庫で多数イラストを担当されていました。アニメ化された「黒魔女さんが通る!!」が代表作ですね。
うちの娘も藤田さんイラストの作品は沢山読んでいたので、本当に本当に残念です。特に、名作系の新装版イラストをいくつも担当されていて、藤田さんの絵のおかげで読破できたようなものです。かわいらしくも緻密で華やかな絵柄は、私も気に入っていました。
この場を借りて、心からお悔やみを申し上げますm(_ _)m
青い鳥文庫でシリーズ化されている作品は、10~20巻と巻数を重ねていく傾向があるので、揃えると10巻セットが5,000円位になることもあります。
最初の方の巻はサクサク100円で集められますが、新刊に近い巻ほど高額になりますので、出品価格に対していくらまでだったらプロパーの本(高い方の棚)を買ってもOKか、をきちんと計算してから仕入れるようにしてくださいね。
角川つばさ文庫
今回紹介するレーベルの中では、一番の新顔です。
徹底的な子ども受けを狙ったラインナップとイラスト起用で、あっという間にメインレーベルにのし上がった感じがします。とは言っても、もう創刊10周年だそうですが。さすが角川。
私がこの緑色の背表紙を目にし始めた頃は、映画化作品のノベライズ、それから角川文庫で出版されている国内小説の再出版が目立ちましたが、最近はオリジナル作品や名作系も多く出版しています。
いずれも、青い鳥文庫よりもよりイマドキの絵柄の絵師さんを起用していて、岩波に慣れている私なんかは「え、ホントにこの絵で出しちゃうの…?」と、思わずどんよりした気持ちになってしまうのですが、そこはまあ時代と言いますか、仕方ない流れなんでしょうか。
とはいえ、つばさ文庫版のドリトル先生を見た時のショックは一生忘れられない…(-_-;)
青い鳥文庫も若干同じようなテイストなんですが、角川文庫は物語がより”絵本化”されてますね。個人的にはあんまりいい傾向だとは思えないんですが。
そんな感じのレーベルなので、本が苦手なお子さんが本の世界に入るための取っ掛かりとして選ばれる傾向があり、岩波少年文庫同様に人気作を全巻揃える方法と、有名作品を何作か揃える方法と両方使えるレーベルです。
フォア文庫
私がブックオフで仕入れを始めた当初は、岩波・青い鳥に次ぐ第三勢力として取扱いの多かったレーベルだったのですが、最近はつばさ文庫や他の文庫に押されてしまい、出版数も尻すぼみ状態になってしまっています。
“フォア=Four “というその名の通り、岩崎書店・金の星社・童心社・理論社という4つの出版社が、各々がフォア文庫の名前で作品を出版するという形態を取っています。アニメでよくある、 “○○製作委員会” みたいなイメージでしょうか。ちょっと違うかも…。
とはいえ、“ふしぎなかぎばあさん” や “ぼくは王さま”など、不朽の名作を擁するレーベルですので、新作の数は少なくても、今でも人気のある作品は沢山あります。
出版年代が古くても全巻揃って入ればそれなりに需要はありますし、全巻100円で揃えられることも多いので、チャレンジしてみる価値アリかと思います。
新書サイズのレーベルを推す理由
以上ご紹介した4つは、いずれも “新書サイズ” で出版されているレーベルです。
私がこの新書サイズのレーベルを推す理由は、6冊程度までだったらクリックポスト×2通で送れるため、送料を抑えやすいからです。4冊1梱包にするとサイズオーバーになることが多いため、1梱包3冊までが限度でしょうか。
その他にも児童書は沢山ありますが、たいていはサイズが大きかったり重かったりして、送料が掛かります。
人気作だったり、巻数が多いものはゆうパックでも利益は取れますが、巻数が増えるとかさばって保管場所も必要になるため、そういった面から考えて、新書サイズのセットから入ることをおススメしています。
100均せどりに慣れてきたら、少し大きめの本にもチャレンジしていくと、仕入れの幅がとても広がります。
大きめの本は定価が高い本が多く、差益が大きいのも魅力です。特に、文庫化していない作品は人気も高いので、狙い目ですよ!
文庫でも少年文庫でもそうなんですが、最初は最高でも12冊までのセットを基本としてくださいね。それだけの冊数があれば、売れなくて叩き売りしたとしても、マイナスにはなりませんので。
少年文庫を仕入れる際の注意点
そして最後に注意点です。
少年文庫仕入れでの注意点、それは、少年文庫はコンディションが悪いものが多い!ということです。
少年文庫は子どものための本なので、ページが汚れていたり、折れていたりということがすごく多いです。
それだけならパッと見で判断できるのでまだ良いのですが、困るのが書き込みやシール貼り!
自分の名前を油性マジックで書いていたり、表紙にシールを貼っていたり、表紙カバーを見返しでセロテープ留めしていたり、ということがものすごーーーくよくあります。
最初のうちは、それが消せる書き込みなのか消せないのかが判断つけづらく、非常に悩むところです。
扱っているうちに、コンディションがそこそこでも売れる!というシリーズがわかるようになるので、最初のうちはそういう作品で見極めの経験値を上げてくと良いと思います。どれが落ちる汚れでどれが難しいのか、徐々につかめるようになりますので!
夏におススメのせどり商材・まとめ
いかがだったでしょうか?
お子さんのいらっしゃる方は、絵本と並んでなじみのあるジャンルなので、仕入れもしやすいのでは?と思います。ぜひチャレンジしてみて下さい。
それでは、今回の内容を大まかにまとめておきます。
- 7~8月は本の売上げが落ちる傾向があるが、逆に夏に上がるジャンルが児童書。
- 児童書のおススメレーベルは、岩波少年文庫・講談社青い鳥文庫・角川つばさ文庫・フォア文庫の4つ。
- 他のレーベルもセット販売で売れるものは沢山あるが、最初は送料が抑えられる新書サイズがおススメ。
- 少年文庫を仕入れる際の注意点は、汚い本・書き込みのある本・シールの貼ってある本などが多いので、チェックは慎重に。
以上です!
最後までお読み頂き、有難うございました(^^)/
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